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2007.02.03 Saturday

Singes de Nuitディレクターからの回答

昨年10月の無礼講以来、ご無沙汰してしまいました。すみません。
佐藤代表ともども、更新が滞っていることの言い訳をしております。
遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます。
今年もまたSVPのメンバーバラバラ?い、いえ、それぞれに活動を展開してまいりますとともに、無礼講ではまた皆様の目の前に、刺激的な作品とともに登場させていただくつもりでおります。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、これまた遅ればせながら、、ですが、前回の無礼講でご紹介しましたパリの映画祭、Signes de Nuitのディレクター、Dieter Wieczorek氏から、会場で受けた質問についての答えをEメールでいただいたので、こちらに掲載します。

<以下、Dieter Wieczorek氏の回答>
(Q)バラエティに富んだプログラム内容だが、これらの作品の選出理由は?

(D. Wieczorek)当映画祭(Singes de Nuti)では、2つの選出基準を持っています。
まず、実社会の問題について、政治的であれ、社会的であれ、身体的であれ、様々な捉え方で敏感に触れている作品であるかどうか。また、日常的な現象を、挑発的であったり風変わりな形で見せていくために、新しい視聴覚の表現を切り拓いていこうという姿勢があるかどうか、そのことを重要視しています。


Q)Signes de Nuitがスタートしたきっかけとは?


(D. W)パリのシネマバルザックという、文化イベントを企画開発する団体からの誘いがあったことをきっかけに、アートと映画の批評の場を作るためにこの映画祭を発起しました。哲学的、社会的、政治的であり、科学的であり、そして美学としてもですが、こうした視点から映画を論じる場から始まったのです。

(Q)Signes de Nuitの目的は?

(D. W)商業的にも政治的にも捕われないインディペンデントの文化シーンを切り拓き、様々な表現規制を超えた視聴覚表現による国際的な理解と共感の交流を拓いていくことです。


(D. W)ここで私たちSignes de Nuit Parisのコンセプトをお伝えしたいと思います。

この国際映画祭Signes de Nuit Parisは、新しい視点や独自の発想、現代の人間の在り方の重要な部分に迫り批評をする映画によって、形作られているイベントである。つまりは、驚きや相違、伝統の圧力から密かに潜在的に解き放たれた自由とともに、未知の体験へと向かい、変化をしつつ、驚くべきものとなっていきながら、その境界を自ら拡げていくような映画のための場所である。

音楽、映像、リズム、動き、言葉、空間、光や時間、こうしたものを統合するこれらの映画の芸術的な形は、審美的な目的だけでなく、異なる国の共同体や精神、社会、肉体を持つそれぞれの人間同士の相互理解の可能性も見せてくれるものだ。そしてこれこそが映画や視聴覚作品の逐うべき役割というものである。

低予算のデジタル製作は、商業的、政治的な規制に捕われないインディペンデント製作の製作数を大いに促した。これらの自主製作者たちは、経済に影響されるマスコミに対抗し、社会に言及しつつ、かつはるかに高い芸術性を持った新しい場を作り上げている。

この対抗と自由な文化空間を守るということ。
パリでの本祭の他、レバノン、キューバ、トルコ、日本、オーストラリア、ベルー、スロベニア、チュニジア、リトアニア、ロシアといった16ヶ国でも上映を行い、前年度は34ヶ国からの作品を上映したこの国際映画祭、Signes de Nuitの目指す先はそれである。

<以上>

Signes de Nuit は現在、今年度の映画祭に向けて短編映像作品を募集中です。
応募締切は2月28日。詳細及び応募要項のダウンロードは、以下のサイトに掲載されています。
http://www.signesdenuit.com/
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